March 11, 2005
第1回 クリエイティブクラスターフォーラム 3.12 開催
- OKADA, Tomohiro
- 07:33 PM
- Category: Event Information
開始時間が変更になりました
12:15より開場となります
クリエイティブ力がつくる活力ある21世紀を構想する
クリエイティブクラスターでは3月12日、高度情報ネットワーク(IT)社会における、クリエイティブ力を通じた地域・産業・ものづくりの活性化のモデル形成を目的とした、ディスカッションシリーズ「クリエイティブクラスター」フォーラムの第一回を、国指定重要文化財である横浜市開港記念会館で実施します。
テクノロジーや社会、文化、そしてこれらを反映した経済が成熟する中で、より一層の進化を私たち人類が遂げ、豊かであり続けるため、創造性(クリエイティビティー)が発展分野において求められております。
人間なら誰もが個性として持つ、創造性を一人一人が生かすことにより、活力ある発展を誰もが享受できることが21世紀における社会のあり方として論議され、一早く実現した地域が、新たな成長と豊かさを人々が獲得できる産業等のクラスター地域として、米西海岸やロンドン、アムステルダム、北欧など、世界の中で際立つ存在として成功を収めております。
この新しい社会のトレンドの萌芽に対応し、一人一人が持つ創造性を発揮し、個性で社会に参画できる基盤の形成を通じた創発分野におけるソフトパワーによって発展をみる産業集積「クリエイティブクラスター」が21世紀型の成長エンジンとして注目され始めております。この「クリエイティブクラスター」による創造性を基盤とした社会発展の可能性と現実を広く人々に伝達し、可能性の輪を広げるため、各研究分野における創造性研究と実践の第一人者によるフォーラムの開催をシリーズとして企画します。
第一回目として、地域情報化とIT社会におけるイノベーション・ベンチャー研究の第一人者である國領二郎慶應義塾大学教授と、日本におけるクリエイティブシティーの実践研究の第一人者として文化による都市活性化に取り組み続けている佐々木雅幸教授を迎え、クリエイティビティーによる社会発展のモデルづくりをIT・ベンチャーと地域における文化振興の側面から意見交換します。
本フォーラムを通じ、グローバル・IT時代の日本における社会や経済、市民生活におけるソフトパワーの重要さと、活力を活かし、新たなる豊かさや発展を獲得するための方策を、みなさまともに語り、シェアできる場になることを期待しております。
本イベントフォーラムは3月15日までBankART Studio NYKにて開催中の「21世紀のライフスタイルを進化させる新しい世代のアート」”Evolution Cafe”(エヴォリューションカフェ展)の関連事業として開催します。
また、フォーラム終了後、15:30より同会場で、Flashアニメーションのフェスティバル”Flash Evolution”が関連事業として予定されております。
Evolution Cafe 展 公式サイト=http://coolstates.com/evolution/
■タイトル=クリエイティブクラスターフォーラム
■開催日時= 2005年3月12日〔土〕 12:15 開場(変更になりました)
■会場= 横浜市開港記念会館 みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩1分
JR・横浜市営地下鉄「関内」駅徒歩10分
横浜市中区本町1−6 ※国指定重要文化財
■入場料= 2000円 「エヴォリューションカフェ」展チケット・半券持参者は1800円に割引
■講師= 國領二郎 慶應義塾大学環境情報学部教授 / 佐々木雅幸 大阪市立大学教授
■モデレーター= 岡田智博 クリエイティブクラスター理事長
■開催情報ホームページ=http://coolstates.com/evolution/
■主催=クリエイティブクラスター ■後援=横浜市
■お問い合わせ=Tel. 03-6219-0112 / e-mail= artdemo@coolstates.com
● 貴媒体にご掲載いただく場合の〔問い合わせ先〕
Tel. 03-6219-0112 e-mail: artdemo@coolstates.com web= http://coolstates.com/evolution/
■講師紹介:
□ 國領 二郎 慶應義塾大学環境情報学部教授
1982年、東京大学経済学部経営学科卒業後、日本電信電話公社入社。計画局、新規事業開発室などに在籍の後、1986年 ハーバード・ビジネススクールに留学、経営全般特に、経営情報システムを重点的に研究する。1988年 6月に経営学修士号を取得し、同年7月にハーバード・ビジネススクール研究員になる。1989年 ハーバード・ビジネススクール博士課程入学、経営情報学(MIS)グループに所属し、ハーバード大学経営学博士を取得(1992年)。日本電信電話株式会社企業通信システム本部勤務の後、1993年 慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授に就任(2000年同教授)。2003年 慶應義塾大学環境情報学部教授
Information Systems Research (Associate editor) 、Journal of Strategic Information Systems(International Editorial Board)などを努め、第11回(1996年)テレコム社会科学賞(『オープン・ネットワーク経営』に対して)などを受賞。
『オープン・ソリューション社会の構想』 (2004) 日本経済新聞社ほか、著書多数。
□ 佐々木 雅幸 大阪市立大学大学院創造都市研究科教授
1949年生まれ。京都大学経済学部卒、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。京都大学博士(経済学)
大阪経済法科大学経済学部専任講師(1980年)の後、金沢大学経済学部助教授(1985年)、金沢大学経済学部教授(1992年)、 立命館大学政策科学部教授(2000年)を歴任、2003年より大阪市立大学大学院創造都市研究科教授。1999年より2000年までボローニャ大学客員研究員を務める。
文化経済学会<日本>理事長、日本地域経済学会常任理事、日本経済政策学会理事などを務め、2003年度日本都市学会賞などを受賞。
『創造都市への挑戦』(岩波書店 2001年)(2003年度日本都市学会賞を受賞)、『創造都市の経済学』(勁草書房 1997年)など著書多数。
■クリエイティブクラスターについて:
高度情報通信ネットワーク社会の発展に資するメディア芸術による可能性の提示と新進芸術家やメディア芸術に関わる先導的事業者への発展機会の提供を目的に平成14年1月、任意団体アートデモとして設立しました。アートデモは、現業においてアートマネジメントを通じてメディア芸術の振興を目指す若手有志が提唱者となり、既に国際的およびもしくは企業活動として大規模なプロジェクトを成し遂げてきたメディア芸術家やスペシャリスト、エンジニアがサポート役となり事業を行なっております。
フラッグシップ事業のブランドであるartdemoは、最初、ITを使いこなして表現をする新しいアーティストが直接そのモデルと提案をデモンストレーションする「デモンストレーション」として平成14年5月に東京都写真美術館で開催連日満員の盛況を見せた後、第6回文化庁メディア芸術祭協賛事業として平成15年・16年に第2回・第5回が開催。若手の「デモ」にとどまらず、世の中が地球規模で大きく変化する中で、日に日に必要となりはじめている「クリエイティブ力」を持ったアーティストの活用を促進するためのプラットフォームへと事業を拡張、平成15年度には中小企業庁によるコーディネート活動支援事業を受託、ソフトパワーを持つITものづくり人材による起業を支援しました。
アートデモによる当該分野の顕在化の活動は功を奏し、アーティスト、そして社会の要請に応え、知的創発活動を通じたインキュベーション、高度情報ネットワーク社会の整備、創業促進、コンテンツビジネス環境の整備、アーティストの知的所有権ならびにマネジメントのサポートという今、クリエイティブ力による貢献が必要とされる事業の実施が全国規模で求められることとなり、全国規模の活動を行なう内閣府認証の特定非営利活動法人に向け、クリエイティブクラスターに名称を改め、平成17年1月22日に総会を実施、同年2月申請の予定となっております。
□理事長 岡田 智博 昭和46年生 有限会社クールステーツ・コミュニケーションズ研究所代表取締役 東京大学大学院修了(学際情報学)
□本部所在地 横浜市 支部所在地 東京都渋谷区 北九州市