July 27, 2006
アイガモロボットの開発にIAMASが参加
- cool states
- 11:24 AM
- Category: IT時代のアートとデザイン |
- Category: これは「IT革命」! |
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所謂工学系のロボットの「デザイン」にいってしまうのね
7月27日の岐阜新聞によると、除草剤を使わない安全安心の米づくりを目指し、県中山間農業研究所(飛騨市古川町)などが開発を進めてきた小型除草ロボット「アイガモロボット」の試作機が完成し、水田実験で成果を挙げているとのこと。
記事によると、アイガモを水田に放ち雑草を除去するアイガモ農法は、除草剤を使わない環境保全型の稲作として見直されているが、柵やネットなどの設備投資を必要とするなど課題もあり、普及には至っておらず、アイガモに代わるロボットを、県生産情報研究所(各務原市)、IAMAS(大垣市)と二年がかりで共同開発したとのこと。
ロボット化することで、同研究所はアイガモが雑草を踏みつけたり、水田の水をかき回して濁らせることで雑草に届く日光を遮る働きが代替できるという。
ロボットは長さ一メートル、幅、高さは四十センチ、重さ五キロ。ぬかるみを走ることができるよう、ラジコン雪上車の無限軌道を利用しているほか、モーターなど電気系統が泥水に漬からぬよう機体を高くしたりして内部の密閉を徹底。転倒防止のため前後に長いアームも付いている。ラジコンのコントローラーで前後左右に遠隔操作でき、稲株の列をまたぐように走らせ、株間の雑草を踏みつけていく。
五月の実験では、苗が根付いた田植えの一週間後から、週一、二回走らせてテストしたが、雑草はほとんど生えなかったという。
地元貢献が岐阜県立なので求められているIAMASらしい貢献が実を結びつつあるということです。
それにしても、ロボットにIAMASらしいと思わせる何かデザインとしての存在感がみられないのは、限界を感じさせ残念です。
アイガモっていうからには愛嬌があってもいいのに
これでは「除草支援遠隔操作機1号」という感じではないのだろうか
写真:新聞記事より引用