August 26, 2006
どう扱っていいものやら:格のあるオープンコンペで審査することで大変なこと
審査という仕事をする場合、審査対象の出来そのものよりも
これを審査し、表に出すことで、世の中からの抵抗にあってしまうのでは
私だけの価値観ではどうでもならないということもあったりして
そのような対象が来たときほど、審査という仕事のきつさを身にしみることがあります
例えば とか
今週、グッドデザインプレゼンテーションが行われていますが以下の記事のようなことが・・・
大変さ、察します
ちゃんとデザインと考えて一次審査を通して、審査の俎上にあげることには潔さを感じますが
1次突破も…グッドデザイン賞「アダルト」NO!
IZA ! by 産経新聞より 2006.08.25
「グッドデザイン賞」の2次審査が東京ビッグサイトで開催中だが、1次審査を突破した出展作品のうち、ある製品だけが一般公開期間中に強制的に撤去された。開発者らは「ものづくりへの思いを踏みにじる行為」と、開催者の姿勢に怒りをあらわにしている。
「ビッグサイトに展示されると知り、生産工場で働く職人さんやパートのお姉さんたちも『自分らの仕事が認められた』とすごい喜んでくれた。見に行くのを楽しみにしてくれていたのに」男性用自慰用品「TENGA」のブースを一方的に撤去された「株式会社TENGA」の松本光一社長(39)は憤る。
「TENGAに携わるすべての人に誇りを持ってもらいたい」と賞に応募したところ、1次の書類審査をパス。通過すれば「Gマーク」がもらえる2次審査に向け、1カ月前から300万円以上をかけて準備を進めた。
しかし、開催前日の22日、今度は「審査はするが展示は下げよ」との通告。土壇場での締め出しはさすがに拒否したが事務局は「決定事項」の一点張り。開催当日も「経緯の説明や根拠などについて書面でもらうまでここを動かない」と抵抗したが、初日3時間の幻の展示で終わった。
参考: TENGA のWEB サイト http://www.tenga.co.jp/
参考: TENGA のCM(放送できないだろうに、よく作ります)
※ アダルトグッズですので性的表現が伴います。承知したのみ御参照ください