とにかく煮え返らなかったPGO論議
→これらの説明をもとに、聴衆を交えての討論となったが、何がGPOなのか煮え繰り返らない部分がそのまま出る結果となった。
→ 「巨大NGO、そしてNPOというものは、メンバーの意思は反映されるが
国家を取り払ったことで民意が反映されない、グローバル官僚組織に しか感じられなく、不快にも思える。まるで、構成国家の国民が直接的に民意を反映することが出来ない、EUという「官僚連邦」と同じに見える。」
アクティビスト(アムステルダム)
→ 「PGOは西側の「民主的」「資本主義的」考え方の押し付けではないか」
→また、香港をベースにグローバル企業の労働搾取を訴えるNGO、
アジアマージナルの活動家は、こう質問をしめた・・・
「問題を解決したいという純な動機からNGOが生まれ、活動しているのに、 PGOとなると政治や経済へのコミットメントが多く垣間見えて不純だ」
→それに応えて、今回の司会である、
ロッテルダムV2協会のアンドレアス・ブロックマンは、
「金融のグローバル化、国際化する社会問題、グローバル企業の台頭などの結果、全地球的なモラルパニックが起こっている。それを解決するための
グローバルなオルタナティブが無い、だからこそPGOなのだ」
と語り、N5M3の企画の中で同じく悩み、PGOをそのカバーしなければならない問題にかけて
"Post Globalize Organization" と呼ぶべきかもしれないと思ったことを 発言した。
→また、パネラーの一人は、
「やはり未だ、PGOの概念は乱れている」と語り、「CARE などの巨大NGOは やはりPGOだよ」と混乱さを露にしていた。
→ その後、パネラーたちが唖然とした、
「PGOプロジェクト・プレゼンテーション」の幕が開かれた >>>続く・・・
取材・編集・デザイン:岡田 智博
futurepress@coolstates.com
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