会社にして自分の力で資金を運転することによって
独立した活動が得られた
→実をいうと上河會館も大理メコン文化芸術中心も、全くインデペンデントな有限会社として運営されている。
ニーマンはこう語る「会社にして自分の力で資金を運転することによって独立した活動が得られる」と。
上河會館はカフェの収益で、そして、大理メコン文化芸術中心はMCAというゲストハウスとカフェ、インターネット接続、それにギャラリーの収益で経営し、アートセンターとしての活動も実現している。
その事業もまた、アーティストであり、オーガナイザーとしてのセンスが光るもの。
上河會館はお尻に根が付きそうな快適なカフェであり、雲南名物のとびきりのお茶とコーヒーを絶妙の入れ方で出してくれ、フードも山国雲南の幸をふんだんに活かした手軽なプレートを出してくれる。
MCAは白族の町屋を活かしたバジェット感覚のある居心地のいい場所を与えてくれる。
その上で、これらの街を訪れるアーティストに国籍を問わず、滞在して活動が出来るワークスペースを提供している。
「大理で表現を求める人を歓迎し、場を提供し、そこから沢山のいいものが生まれて来て欲しい・・・」(ニーマン)
この夜、古城の中のラウンジで、つい昨日、北京から大理に辿り着いた女流画家に出会った。
先にパートナーが仕切っているそのラウンジを拠点に、数年間、創作活動を続けるという。大理に来る前に絵を買ってくれたイギリス人に対して、お礼のメールを打ちながら、彼女は語る。
「ここなら北京より落ち着いて創作に打ち込めると思う。遠くに来て不便なこと?それは無いと思う。もう来年にヨーロッパで個展を開く準備を行っているのだから・・・」
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取材・編集・デザイン:岡田 智博
info@coolstates.com
行ってみよう!!
昆明へは:
バンコクからタイ国際航空が毎日就航 1時間半ほどで到着
日本からは関西空港より週2便、JASが直行便を就航、国内線なみの飛行機とオーディオで4時間半で到着 格安航空券で安値気味
香港からは離陸から着陸までワインを注ぎ続けるナイスなホスピタリティーで私は大好きでこの向きの人も好きな港龍航空(ドラゴンエアー)が週2便就航中
中国は別途ビザが必要なので詳しくは旅行代理店で
上河會館 昆明市后新街7号
No 7, HouXin Road, Kunming, Yunnan, China
FAX: +86-871-3181464
大理へは:
昆明からボルボ社製の高速バスが5時間で結んでいる
飛行機は昆明から1日2便就航している
MCAはホームページを持っている
そこで大理への旅行情報やニーマンの活動について知ることが出来るだけでなく
問い合わせも可能だ
MCA
: Mekong river culture & art center
http://yunnanhotels.com/emca.htm
(英語)
Inter
art 21(ニーマンと叶永青によるアート・オーガニゼーション) http://www.interart21.org/
(英語)
なお、あの「地球の歩き方」には雲南編もある。
メインランド・チャイナのアートシーンを知るためのブックマーク
「ニューサイバー・チャイナタウン」
野猫による北京アート・ドキュメンタリー(日本語)
http://www.comdex.ab.psiweb.com/newcc/new/index.htm
福岡アジア美術館 http://faam.city.fukuoka.jp/
coolstates
による福岡アジア美術館のレビューはここ
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